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株式投資を始めようと思っているけど
「そもそも株って何?」「配当って何?」「なんで株価が上がったり下がったりするの?」
調べても難しい言葉がたくさん出てきてわからないな…
こんな疑問や悩みをお持ちではありませんか?
株式投資は長年運用され続けてきたまっとうな投資手法ですが、知識なしに始めると失敗する確率は大きく上がります。
そこで本記事では
- 投資経験9年(失敗経験もあり)
- ファイナンシャルプランナー資格保有
- 現在の運用資産額は4桁万円
- 年間予想配当金は40万円間近
のわたし「こるきち」が株式や株式会社の仕組みについて解説します。
初心者向けに専門用語抜きで解説します。
この記事を読めば
- 株式会社の仕組みが理解できる
- 配当とは何なのかがわかる
- 株式投資のリスクがわかる
- どうなれば利益が出せるのかがわかる
など株式投資に欠かせない重要知識が身に付きます。
ある程度不安を少なくして投資を始めるために是非最後までお付き合いください!
この記事の結論
- 株を買うことは企業のオーナーになるということ
- 企業はオーナー(株主)のためにがんばる
- 株価はみんなが買うと上がり、みんなが売ると下がる
- 配当とは利益の一部を株主に配ること
- 企業は従業員より株主を重視する
- だから株主にならないと損する
株式会社の仕組み(株主=オーナー)
株式会社とはお金を集めて設立して事業を運営する会社のことです。
お金を出して(出資して)くれた人に「株式」を発行して渡します。
株式が「お金を出して企業を応援している」という証明になります。
そして株式を受け取ったと同時にその人は「株主」となります。
株主は企業のオーナーとなるため、その会社の所有者の1人になります。
会社はお金を出してくれた株主(オーナー)のモノになります。
じゃあ社長は?
社長はあくまでも株主から会社の経営を任されている人なのでオーナーではありません。
※ちなみに社長とは造語であり、会社の経営を任されている人のことを「代表取締役」といいます。
- 上場していない中小企業の場合
- 自分でお金を出して(出資して)運営している企業のため、株主でもあり代表取締役でもある「オーナー社長」となります。
上場とは誰でも株を取引できるようにすること
上場とは市場で「誰でも株を取引できるようにすること」を指します。(※市場とは株式や債券などの有価証券が取引されている場所のこと)
例えば、有名な市場としては東証(東京証券取引場)が挙げられます。
- 東証(東京証券取引場)
- 日本最大の証券取引場で、2021年度までは「1部」「2部」「マザーズ」「JASDAQ」の4市場に分類されていましたが、2022年度より「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編されています。
上場審査は「プライム」が一番厳しくステータスが高い市場となるため、多くの企業が「プライム」への上場を目指しています。
また、海外で有名な市場としてはニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)などの米国市場が挙げられます。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)
- ニューヨーク市のウォール街にある世界最大の株式市場。
上場審査が世界で最も厳しいと言われており、上場銘柄のほとんどが大型の優良企業です。
【上場企業の一例】
「コカ・コーラ」「P&G」「ジョンソン&ジョンソン」「エクソンモービル」「ナイキ」
- ナスダック(NASDAQ)
- 世界初の電子株式市場として設立されたハイテク市場。
上場企業には成長力があるIT企業が多く、誰もが知っている有名企業の名前が並びます。
【上場企業の一例】
「Apple」「Amazon」「Google」「Microsoft」「エヌビディア」
個人投資家は証券会社を通じてこういった市場で株の取引ができます!
上場していない企業の場合、会社の運営に必要な資金を集める手段が少なくなります。従って規模を大きくしたい企業はこういった大きな市場への上場を目指します。
ただし上場するにはきびしい審査基準を満たす必要があります。
何故株価が変動するのか?
上場している株式は誰でも自由に売買することができます。
株価はモノの値段と同じように「需要と供給」で決まります。
- みんなが買えば値段は上がり
- みんなが売れば値段は下がります
つまり人気のある企業の株価は高くなります。
例えば、人気のあるライブチケットが販売早々に売り切れ、「ネットで高値で販売されている」というのを見たことはありませんか?
逆に人気のない売れ残っているチケットは売り捌きたいため安値にして販売されます。
株式にもこういったことが当てはまります。
ちなみに買った値段と売った値段の差で得る利益のことを「キャピタルゲイン(売却益)」と言います。
時価総額とは企業の価値を計る指標
「では500円の株は安くて、1万円の株は高いのか?」というとそんなことはありません。
企業によって発行株数が異なるからです。
つまりその企業の株価が高いかどうかを判断する時は「時価総額」で見る必要があります。
- 時価総額とは?
- 株価×発行株数=時価総額
- という計算式で求められる企業価値をあらわす指標のひとつ。
時価総額が高い企業は、それだけ資金が集まる人気企業ということ。
ちなみに2022年12月現在で日本の時価総額トップに君臨するのはトヨタ自動車です。
「配当」とは企業から利益の分け前をもらうこと
配当とは企業が上げた利益を株主(株の購入者)に分配することを言います。
企業から利益の分け前をもらうことです。
株主側(投資家)からすれば、株を持っているだけで定期的に配当(お金)がもらえるため、購入した株を売らずに長期保有している投資家も多く存在します。
このように資産を保有していることで得られる利益のことを「インカムゲイン(分配益)」と言います。
株を購入して保有するだけで定期的にお金が貰えます。
日本の企業には株主優待という制度も存在する
また日本の企業独自の制度として「株主優待」という制度もあります。
これは配当金とは別で
- 企業のサービス
- 割引券
- クオカード
- ギフト券
- カタログギフト
など様々な特典がもらえる株が存在します。
基本的に単元株(100株や1000株など)での保有が原則ルールとなっているため比較的高額をその企業に出資することになります。
ちなみに株主優待は取締役会の決議によって廃止することもできるため、株主の意見は反映されません。
つい最近では高配当株として有名なオリックスが株主優待制度を廃止しました。
配当を出す企業と出さない企業の違い
配当金をたくさん出してくれる企業もあれば、全く出さない企業もあります。
配当を出さないなんて、さては株主を軽視しているな…
そんなことはありません。配当を出さない企業も株主還元を目指しています。
企業は上げた利益の使い方は主に以下の2通りあります。
- 株主に配当として利益を分配する
- 自社に再投資する(設備投資や人件費など)
自社に再投資する企業は「まだまだうちの会社は成長できる」と考えていることになります。
当然企業が成長すれば
- 売上や利益も伸びる
- どんどん事業拡大ができる
- 人気が出て株価も上がる
といったように「株価の向上」で株主に還元します。
つまり配当を出さない企業(もしくは少ない企業)は、自社に再投資するほうが効率的だと感じている成長企業(グロース株)ということになります。
配当を出さないからといって企業が株主を軽視しているわけではありません。
ちなみに成長の期待が薄く、割安で放置されている株を「バリュー株」、
配当をあまり出さないが成長が期待されている企業を「グロース株」と表現されることが多いです。
- バリュー株(割安株)
- 企業が稼いで利益を上げている金額に対して株価が安いのが特徴。
稼いだ利益を自社に再投資するより「配当」として還元しているため、成長性が弱く「万年割安株」と表現されることも多い。
- グロース株(成長株)
- 企業が稼いで利益を上げている金額に対して株価が高いのが特徴。(高PER)
稼いだ利益を自社にガンガン再投資しているため配当は「なしor少額」で株価向上が利益の源泉となる株。
企業は従業員より株主を重視する
上記に挙げたとおり、企業は利益を出資してくれた株主に還元する必要があります。
お金を出して応援してくれているのは株主だからです。
- 配当・株主優待
- 株価向上への様々な取り組み
など企業の考え方によってその還元方法は様々ですが、少なくとも企業は「従業員より株主を重視」します。
- 従業員の給料は上がらない
でも「配当は増配する」「株価は上昇する」
など出資した人が有利になる仕組みが資本主義社会です。
少しずつ株式投資を始め、従業員から株主の立場へ移行していきましょう。
またこれから株式投資を始める方であれば下記の書籍に目を通しておくことをおすすめします↓↓
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